効果的な Whisperプロンプトの書き方
WhisperのプロンプトはChatGPTのプロンプトとは動作が異なります。指示を与えるのではなく、書き起こしのスタイルを模倣します。正しい使い方を解説します。
最終更新:2026年2月
Whisperプロンプトが実際に行うこと
Whisperの initial_prompt パラメータは指示欄ではありません。モデルにどのような種類のテキストを生成すべきかを伝える スタイルのヒント です。
Whisperにサンプル書き起こしを見せているようなものと考えてください。モデルはこれを読み、「ああ、このスタイルと語彙を使うべきだな」と判断します。
224トークンの制限
Whisperはプロンプトの末尾224トークン(おおよそ500〜800文字)のみ読み取ります。それを超える部分は静かに無視されます。プロンプトは簡潔にし、最も重要な用語を冒頭に置いてください。
最大のミス:指示を書くこと
最もよくあるミスは、プロンプトをChatGPTのように扱うこと — 「固有名詞はすべて大文字にしてください」「フォーマルな英語を使って」といったコマンドを書くことです。Whisperは指示に従うモデルではないため、これらを無視します。
実際に効果のある3つのテクニック
語彙を埋め込む
ドメイン固有の用語、製品名、技術用語の正確な綴りを含めます。Whisperは文脈から綴りを学習します。
サンプル書き起こしを書く
文字起こしの完成形に近い形で1〜2文書きます。Whisperはサンプルの大文字化、句読点、トーンを模倣します。
大文字化を制御する
Whisperはプロンプトから大文字化パターンを拾います。プロンプトで「iPhone」「macOS」と書けば、モデルは出力でそれらを正しく大文字化しやすくなります。
ドメイン別プロンプト例
ソフトウェア開発
ヘルスケア
法務
ビジネス・金融
学術
コンテンツ制作
プロのコツ
- 複数のプリセットを作成する. タスクごとに異なるプロンプトを保存:コーディング用、メール用、会議メモ用など。
- 重要な用語を冒頭に置く. 224トークン制限で末尾が切り捨てられる場合に備え、最重要の語彙を冒頭に配置。
- 自然な文を使う. 単語を羅列せず、文の形で書きましょう。そうすることでWhisperが文脈と周囲の文法を理解できます。
- 日常的に使う固有名詞を含める. 社名、製品名、同僚名、プロジェクト名。Whisperが最も誤字しやすい単語です。
- 焦点を絞る. Whisperはプロンプトの末尾224トークンを使用します。最重要の用語を最初に、簡潔にまとめることが最良の結果を生みます。
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